ぶんかてきなせいかつ

Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんが好きです。映画とか本とかの感想など。文化的な生活を送れるにんげんになりたい

「グレイテストショーマン」感想

メッッッチャよかった!!!!
裕翔くんがおすすめしてたから軽率に見てみたけど見れてよかった!裕翔くんありがとう!

お話の構成としては、上げて落として上げるみたいな流れが一般的にあると思うんだけど、この映画は挫折して暗い雰囲気になっても歌の力であまり沈みすぎなくて全体的に楽しい気持ちで観れるのがよかった
元気がないときとかに観ても楽しめると思う。
(私が好きなタイプのお話って基本的に元気がないときに見ると結構落ち込むやつなので)

映像的には、シーンの切り替わりがシームレスな感じなのがすごかった
序盤の、主人公と妻が結婚して子供が生まれるまでのシーン、なんとなく流れが「ライフイズビューティフル」っぽいなーと思ったんだけど影響受けてたりするのかな。私の気のせいかも
そのせいで最後まで主人公どっかで死ぬのでは…と勝手にハラハラしてたw
なんとなく主人公のキャラクターもライフイズビューティフルの主人公に似てる気がするんだけどどうだろう。
(またライフイズビューティフル見たくなってきた)

カメラの動きに気をとられてるうちに気づいたら背景が変わってるのがすごい。
「ワンカット風」の映像を作る時の参考になりそう
切り替わりが自然すぎて気づかなかったのが悔しいのでもっかい意識して見たい。
できれば何回も見たい映画なんだけど、お金がないので円盤待ちます……

印象的だったのは、ショーの小屋が燃えて全部なくなって、それでも「家族」としてみんなでやっていこうぜっていうシーンで、主人公のバーナムがダッシュしてるシーン
(印象的だったといいつつそのカットまでの流れがうろ覚えなので間違ってたらすみません…)
あれ、バーナムさんの走る方向が左から右に向かってなのが見た目に違和感があって(もちろん悪い意味ではなく)つい気になりました
映像的には基本的には物語は右から左に流れているもので、こっち側から見て左側に向かって走るのが自然に見えるんですが、このシーンでは左から右に向かって走ってるんですよね
右→左が自然な流れであれば、左→右というのはその逆、つまり逆境に立ち向かうとか、大きな流れに逆らうとか、なんかそんな印象があって好きだなーと思いました
実際どん底から這い上がるぞっていうカットを後押ししてる感じがする
でもこれって洋画だと映像の物語の流れる方向って左→右になると聞いたことがあるので、もしかしたらそういう意図ではないかも…
そのへんちゃんと意識して見てもう一回このカットの意図について考えたい…!けどもう映画館行くお金ないので以下略

主人公が世界飛び回ってる間に妻が家で主人公と踊ってて、踊ってると思ったらカーテンがブワッてなって主人公の影が消えるとこが好き。すごくうまいし演出効果もばつぐん
あとオープニングシーンとラストシーンね!!ああいう、オープニングとラストが繋がってるような作品好き。ラストシーンめちゃくちゃ興奮しました

脚本家の人と出会ってバーで仲間に引き入れる時の歌の導入が好き
コップでコンコンするやつ、あれがだんだん音楽になっていくのがいいなー
ミュージカル映画だけど、急に歌い出すのじゃなくてだんだん歌がフェードインしてくるのがいいね
ミュージカル見たことなくてテレビでちらっと見た知識で語るけど、ミュージカルも急に歌い出すんじゃなくて感情が高ぶってだんだん歌になるよう歌い始めるらしいですね。そのへんをうまく取り入れてるんだろうなあと思った
ララランドどんな感じだったっけ…(見てたのに記憶があまりない…)

ゆとぺで「こんなふうに踊れたら、歌えたら楽しいだろうな」って裕翔くんが言ってたのめっちゃわかるなって思った
でも私も裕翔くんのダンスを見るたび「こういうふうに体を動かせたら気持ちいいだろうなあ」と思うので、裕翔くんにもそういうパワーがあると思うよ

あとこれ実話?なんですね
作品のテーマのひとつである「それぞれの個性を尊重する」の部分はすごく現代的だなというか、まあここ最近の映画ってそのへんをテーマとして多かれ少なかれ入れてるものが多いな、という印象だったので時代が追いついたって感じなのかな
元気になれるし何回でもみたくなる映画だなあと思いました。とてもよかった!!