ぶんかてきなせいかつ

Hey!Say!JUMPの中島裕翔くんが好きです。映画とか本とかの感想など。文化的な生活を送れるにんげんになりたい

中島裕翔くんと「ピンクとグレー」という映画をべた褒めする長文を書く

note.mu

先日見たこちらの記事に触発されて、めちゃくちゃめちゃくちゃ今更ですけどいつかブログ作ったら書きたいなーと思ってた「ピンクとグレー」の感想をつらつらと書いていきたいと思います

あらすじからして最高

わたしはファンとしてはド新規中のド新規というか、テレビといってもアニメくらいしか見てませんでした
なので、アイドルが出る映画と聞いても
「まあなんかしゃらくせえ~感じの青春恋愛映画でしょ」
とか思ってたわけですよ
でも裕翔くんが気になりだしてた頃になんとなくあらすじを読んで、
「めっちゃ好きなタイプの話じゃん!!!」
と興奮しながらツタヤでレンタルし、見終わった頃には
「めっちゃすき!!!!!!」
って感じで円盤と原作の小説をポチる結果になりました(そしてずぶずぶはまって今)
ちなみにあらすじこちら

知名度のほとんどない俳優・河田大貴(菅田将暉)は、少年時代から友情を深めてきた人気俳優、白木蓮吾(中島裕翔)が急死したことで一躍世間の注目の的に。白木はなぜこの世を去ったのか。自ら命を絶ったのか他殺なのか。混沌とした状況の中、河田は……。

よすぎでは??
もうね!こういう話大好き!!
・才能と嫉妬
・死のにおいをまとった綺麗な男の子が出てくる

こういうのが好きな人は絶対絶対すき。だってわたしが好きだし
「人が死ぬ」話というより「人が死んだ」話。そういう話…いいよね!

お話と映像の構成が最高

この映画の売りというか、宣伝文句として「62分後の衝撃」っていうのがあって、この映画自体は2時間くらいなのでちょうど半分くらいで何かしらのアレが起きて世界がガッと変わってしまうんですね。
映像的にも前半はカラーで後半は白黒っていう面白い構成になってます
見た目の映像の流れがそのままお話の流れを補ってる感じ。前感想書いた「トゥルーマン・ショー」みたいなやつ
で、前半は割りと綺麗な映画で、後半は「いやいやそんな綺麗なお話あるわけないでしょ(笑)」みたいな意地の悪いお話になってるんですが、
そういう意地の悪い話というか、皮肉っぽい話というか、そういうのがすきだったら絶対すきだと思う。わたしが好きだから

とにかく監督と解釈があう

「解釈が合う」って表現であってるのか?というところはおいといて
この作品、とにかく「もしわたしが映画監督になったら裕翔くんにこういうことをさせたい」をすべて叶えてくれてる。すごい。
性癖にガンガンくる。
裕翔くんというひとはとてもまじめでまっすぐで綺麗な人なので、アイドルとしての裕翔くんにはただただ楽しそうに元気に笑っていて欲しい。
でも!それと同時に、やっぱりそういう人ってめちゃくちゃいじめたくなるじゃないですか。なるよね。汚したくなる
そこで俳優の裕翔くんですよ。
裕翔くんが首に縄をかけたり、煙草を吸ったり、煙草を吸ってむせたり、ゲロ吐いたり、女の子のおっぱいに囲まれたり、強めの女に襲われたり、追い詰められてふらふらしたりしてる姿がこれ一本で見れます!!すごい!!お得!!
特にコンサートDVDなどでキラキラしてるアイドルの裕翔くんと交互に摂取するといい感じにキマります。最高のおくすりです

ベッドシーンもあるよ

ここの最高ポイントは「裕翔くんのベッドシーンが見られる」というところより、
『アイドル』のベッドシーンがあるにも関わらずR指定を入れないように頑張った監督の性格の悪さ(いい意味で)が最高
せめてPG12くらいはつけたれ、とは思うのですがその姿勢は嫌いじゃない…むしろすき!!
魔法少女アニメ界におけるまどマギというか、そんな感じ
(かわいい魔法少女アニメだと思ってキラキラしながら見てたら3話でどん底に落とされる感じね。まどマギ見たことなかったらこっちも最高だから見て)
もしここでショックを受けた方は円盤買って、音声をオーディオコメンタリーにして見て(追い討ちか??)
ベッドシーンで「アクションみたいだった」とか「匂いがトラウマになった」とかコメントする裕翔くんがめちゃくちゃ裕翔くんでかわいいから

裕翔くんの顔がいい

100万回言われたでしょうけど100万回言っても足りない!!顔がいい!!!!
顔がいいんですよ!!!!
ただでさえ顔がいいのに後半の白黒パート、顔のよさが引き立ってて最高なんですよ
お顔の左側、目元から首筋にかけてのほくろが白黒になることによって夜空に光る星座のごとく美しく見えて最高
やっぱり顔が綺麗な人は白黒で撮るとお顔の美しさが強調されてよい。わたしも映画監督になったら裕翔くんを白黒で撮りたかった
前半の裕翔くんは冷たいお顔をしていたり、カリスマオーラとか出ててそれはそれは美しいんですけど
後半の裕翔くんも「顔がとりえなだけの情けない男」の顔をしていてすばらしい
前半後半でぜんぜん別のお顔をしてる裕翔くんが見れるので一粒で二度おいしい
顔がいいから正直何もしなくても画面が持つのにちゃんと演技をしててすごいし、長回しやドリーズームみたいな挑戦的なカメラワークもあってすごい。おなかいっぱいです
ドリーズーム×裕翔くんの冷たいお顔、めちゃくちゃゾクゾクするのでいいぞ。もっとやって

映画がよかったらぜひぜひ原作も読んでほしい

原作読むとめちゃくちゃ印象がかわる映画なので、映画見てあー好き!ってなったら是非原作も読んでほしい
裕翔くんのお顔も好きなんですけど、お話もすごくよいので原作読んでてもあ~~~好き!!!ってなる
原作のピンクとグレーは最終的にごっちとりばちゃんが「わかりあえる」話だと解釈してるんですが、
映画のピンクとグレーは「わかりあえない」というか、「わかりあえなくてもいいよ」というか、「『わかりあえる』なんてばかみたい」みたいな話になってます
原作をハッピーエンドだと感じる人にとってはバッドエンドに感じるし、原作をバッドエンドだと感じる人にとってはハッピーエンドにも感じる、そんな不思議な作品だなと
他人の気持ちなんて誰にも分からないし、それに真の意味で寄り添うことなんてできない、でもそれが当たり前でそれでいいんだよっていう
最後のりばちゃんの「しょーもな」っていうのは、原作のりばちゃんがごっちの気持ちに寄り添いすぎてああなった(一応ネタバレなのでぼやかす)ことに対してのメッセージでもあるかもしれないなあとちょっと思ったり
わたしは原作はけっこうメリバっぽいなーと思ったので、原作読んだ後映画見て原作の救済ルートだなあと思いました
全然関係ないですが、原作読んだ後これ映画で見たかったよ!!!!ってめっちゃ思ったのはごっちの死体の処理をするりばちゃんのシーン
死体の処理をする裕翔くんめっっっっっちゃ見たかった…
次はぜひ恋人の死体を山に埋めに行く役をやって欲しい……

さいごに

触発された元のnoteの記事だと
・主語はデカく図々しくいけ
・難しい言葉は使わず簡潔にいけ
・誰に読ませたいかはっきりしろ
みたいな感じでかかれてたけど途中から普通の感想になってしまったような気がしないでもない…
アツさは伝わるといいなー
とにかく、
死の匂いをまとったきれいな男の子が出てくる映画が好きな人間は見て
って感じでいいのかな。わたしの周りに似たような嗜好の人がいないからわかんない
「ベニスに死す」とか「ぼくのエリ 200歳の少女」とかの雰囲気がすきだったら好きなんじゃないかな。わたしが好きだし

裕翔くんの演技のお仕事見れるなら基本的には何でもいいんですが、個人的に性癖に刺さるのは
・気が強くて奔放な女の子に振り回される役
・恋人の死体を山に埋めにいく役
あたりなのでそのへん見れたらいいなー 関係者各位、よければご検討よろしくお願いいたします!!